Amazon出品停止を防ごう!薬機法まとめ 連載第4回| サプリメントの表示・広告のNGルール (実践編③)

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前回の連載第3回目の実践編②では、サプリメントにおける「含有医薬品成分(原材料)の記載」に関するNGポイントをお伝えしました。

連載第3回目 実践編②「含有医薬品成分(原材料)の記載」についてはコチラ⬇︎

Amazon出品停止を防ごう!薬機法まとめ 連載第3回| サプリメントの表示・広告のNGルール (実践編②)

さて、今回はサプリメントの実践編③として、いよいよ最終章である「用法用量の記載」について解説いたします。

用法用量の記載について

薬機法連載シリーズで繰り返しお伝えしている、「なぜそれが違反になるかを理解するための【考え方】」については、非常に重要ですので改めて確認しておきましょう。

【考え方】
用法用量を詳細に決めたもの = 医薬品

→ 食品は本来、摂取する量やタイミングに決まりはない

つまり、摂取する量やタイミングなどを細かく指定すると、それは「医薬品」としてみなされてしまうということです

薬機法を無視すれば、もちろん最適な量や効果的なタイミングがあるのも事実。
ただし、サプリメントはあくまでも食品ですので、ついやりがちな用法用量の記載には気を付けましょう。

では、具体的にどんな表現が用法用量の記載となるのか、4つのパターンに分けて解説してまいります。

(1)服用の時期・間隔・用量を定める表現

NG:「○○前」「○○後」などのタイミングの指定 / 1日の回数、1回当たりの量を指定

今回のテーマで一番気をつけるべきパターンであり、最も多いケースです。

以下は、NG例文です。

■NG例文
1日3回 毎食後、1回2粒が適当です。
1日1回、大人は小さじ3杯、小児は1杯お守りください
夜寝る前にお飲みください。
最初の1週間1日1粒、そのあと1日3粒を目安にお召し上がりください。

※[栄養機能食品]に限り、時期・間隔・量を記載することは可能です。
ただし、本来食品であるにもかかわらず、「食前」「食後」という表現を説明に使用することで、非食品扱いの表現となりNGとなりますのでご注意ください。

それでは、どのような表現なら認められるのでしょうか?

以下が、OK例文です。

■OK例文
[1] 原材料となった食品の、通常の食生活での摂取量から目安を定める
例)
・本品〇粒は、100gのマイワシ△匹分に相当するビタミンが含まれていますので、日常の食事の内容に応じて適宜お召し上がりいただいて結構です。

[2] 「栄養補助の食品として」の表現で一応の目安量を定める
例)
栄養補助の食品として1日8粒程度を、2〜3回に分けてお召し上がりください。
・1箱を約1ヶ月を目安として適宜お召し上がりください。

[3] 食品である旨を明記して、摂取時期を定める
例)
・食後のデザート
・カフェインを含まないお茶なので、夜寝る前に飲まれても大丈夫です

(2)症状に合わせた表現

症状名や、体調(不調)を記載する時点で、既に薬機法に触れますが、それに応じて摂取量の変化を促すことはNGとされています。

以下は、NG例文です。

■NG例文
高血圧の方は1日10粒を目安にお召し上がりください。
・適宜、体調の変化に応じて飲む量を変えてください。

(3)医薬品特有の服用法ワード・表現

以下のワード自体、医薬品特有の服用表現とされていますので、使用をさけるようご注意ください。

■NG表現
「用法用量」
「服用量」
「オブラートに包んで」
「舌下で溶かして」

 

■OK表現
食品として調理法や摂取法を記載すれば問題ありません。
・一袋を水に500CCほど注いで、5分ほどしてからお飲みください。
・ハンバーグにはお肉300gに大さじ6杯を混ぜてお使いください。

(4)摂取量により起こる有害事象の表現

NG:有害事象を主目的とするかのような表現

本来期待される内容が、有害事象がメインであるような書き方はNGとされます。

■NG例文
・本品は、成分の効果により柔らかい便が出るようになります。外出の前にはご注意ください。

OK例文
・○○は食べ過ぎると、お腹がゆるくなることがありますので、一日10粒程度を上限としてください。

まとめ

サプリメントにおける「用法用量の記載」で気を付けるべき4パターンを解説いたしました。

いかがでしたでしょうか?
普段の生活で頻繁に見かける表現が、実は薬機法上でNG表現であることも多く存在します。

サプリメントなどはあくまで食品ですので、食品であればタイミングや用量といった特定の指示が存在しないという概念を覚えておきましょう。

Amazon出品でも薬機法に関わるワードや表現は厳しくなってきている傾向にありますので、たったひとつのキーワードのせいで出品停止・削除といったペナルティが発生することも珍しくありません。

表現が許されるOK例文をぜひご参考いただき、健全な出品を目指しましょう。

アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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